ピックアップキャビティとは
「ピックアップキャビティ」は、ピックアップを収容するためのスペースのこと。「キャビティ(cavity)」は英語で凹型の穴や空洞を意味する。
キャビティは基本的にはシングルやハムなど搭載するピックアップのサイズに空けられるが、後の拡張性を意識して、シングルを搭載予定でも予めハムが搭載できるサイズに空けられることもある。
弁当箱キャビティとは
ピックアップキャビティが個別に分かれておらず、ネック側からブリッジ側まで大きく一つのキャビティとして空けられているものを俗に「弁当箱」と呼ぶ。
ピックアップを変更する場合の加工の手間を無くすために、最初からどんなレイアウトにも対応したキャビティがこの弁当箱である。
キャビティ内のノイズ対策
キャビティを覗いてみると、内部が黒く塗られていることがある。これはノイズ対策のための導電塗料。導電塗料を塗ったり銅箔テープを貼り、アース処理することでノイズを低減する加工を「シールディング」と呼ぶ。
ピックアップキャビティも塗り直してアース線を配線しました pic.twitter.com/MVK7Ufggcs
— YANAGI SHINYA // ワルツギターズ (@waltzyanagi) January 16, 2017
ザグリとの違い
「ザグリ」と言う場合は、ピックアップに限らずボディに空けられた空洞全般を指す。
ザグリとは ‐ ピックアップ等のパーツを取り付けるための凹部分ザグリとは・意味
「ザグリ」は、ネックやピックアップ、各種スイッチ類といったパーツを取り付けるためにボディに掘り込まれた凹み部分、また...