ネックピックアップは、ギターにおいてネック側に配置されているピックアップを指す。フロントピックアップとも呼ばれる。海外ではネックピックアップと呼ばれることが多く、日本ではフロントピックアップと呼ばれることが多い。
Fenderなどの海外製ギターのスペックシートには「Neck Pickup(略:N)」と書かれていることが多い。例えば、こちらは筆者の手持ちのFender製ギターのスペックシートだが、Neck Pickupと記載されている。

ストラトキャスターの場合、3つあるピックアップのうち、ネック側に付いているものをネックピックアップ(フロントピックアップ)、真ん中のものを「ミドルピックアップ(センターピックアップ)」、ブリッジ側にあるものを「ブリッジピックアップ(リアピックアップ)」と呼ぶ。
※フロント(front)は「前部」、リア(rear)は「後部」という意味
スペックシートではピックアップが略記されていることもある。
N → Neck Pickup(ネックピックアップ)
M → Middle Pickup(ミドルピックアップ)
B → Bridge Pickup(ブリッジピックアップ)
こちらは筆者の手持ちのk.nyui guitarのテレキャスタイプのギターのスペックシート。ピックアップの欄は「N」「M」「B」と略記されている。
ストラトキャスターのピックアップの配置。3つのうち、ネック側にあるのがネックピックアップ。真ん中はミドルピックアップやセンターピックアップと呼ばれる。
テレキャスターのピックアップの配置。ネック側にある金属のカバーが付いているほうがネックピックアップ。
レスポールのピックアップの配置。ネック側にあるものがネックピックアップ。
1956年から1982年に製造されていたFender Musicmasterは、ネックプックアップ1基のみ搭載しているモデルで、ブリッジピックアップを搭載していない。
Fender Musicmasterの歴史や仕様は以下の記事で詳しく解説。
