Squier Super-Sonicとは
Squier Super-Sonic(スクワイヤー・スーパーソニック)は、Fender傘下のブランド・Squierが1996〜98年に発売していたオリジナルのギターモデル。
生産期間は2年と短かったが、2013年にFender Pawn Shop Series、2020年にSquier Paranormal Seriesとして復刻版が発売された。
Squier Super-Sonicのシリーズ変遷
Squier Super-SonicのオリジナルはSquier Vista Seriesであった。その後、Fender Pawn Shop Series(2013年)、Squier Paranormal Series(2020年)、MADE IN JAPAN LIMITED SUPER-SONIC(2021年)と復刻をしている。
Squier Vista Series(1996〜98年製造モデル)
- フジゲンが製造(ヘッド裏に「Crafted in Japan」の記載)
- 生産期間が短い、かつ日本製ということで希少価値が高い
※ピックアップのモデルは不明
Fender Pawn Shop Series(2013年製造モデル)
- フェンダーブランドで発売されたモデル(ヘッド表に「Fender」のロゴ)
- フェンダーのメキシコ工場で製造(ヘッド裏に「MADE IN MEXICO」の記載)
- 製造期間は1年と短く流通数が少ないため、こちらも希少
- ピックアップはFender Atomic humbuckerを搭載
Squier Paranormal Series(2020年製造モデル)
- 希少モデルのリイシューとして復刻
- 中国で製造(ヘッド裏に「Crafted in China」の記載)
- ピックアップはFender Atomic humbuckerを搭載
MADE IN JAPAN LIMITED SUPER-SONIC(2021年製造モデル)
- Fenderブランドで2021年の限定生産モデルとして復刻
- Squier Vistaシリーズのルックスをより忠実に再現
- ピックアップはDragster BBを搭載
- カラーはオリンピックホワイト、ブラック、ブルースパークル
What's New : 1990年代後期にSQUIERブランドから誕生した希少モデルがフェンダーより日本製で限定復刻!MADE IN JAPAN LIMITED SUPER-SONIC™登場。
詳しくは👉 https://t.co/97aGFUVet8#SuperSonic #MadeInJapan #日本製 pic.twitter.com/lrxM36FyNk
— Fender (フェンダー) (@Fender_Official) August 20, 2021
Squier Super-Sonicの特徴
Squier Super-Sonicは、同ブランド、並びにFenderブランドのギターの中でも、個性的なシェイプのモデルである。
まず目を引くのがオフセット&リバースボディ。ジャガーやジャズマスターのような左右非対称のオフセットボディを採用しているが、よく見るとリバースボディになっている。
通常、右利き用のオフセットボディは、正面から見て左側のほうがウエスト(くびれ)の位置が高い。対して、Squier Super-Sonicはその逆で、正面から見て右側のウエストのほうが位置が高くなっている。このような、通常とはウエストの位置が逆のボディタイプを、リバースボディと呼ぶ。
ヘッドストック(通称:ヘッド)もボディと同じく、リバースヘッドを採用している。24インチ(610ミリ)のショートスケール。
ピックアップはハムバッカーを2基搭載。2つのノブは両方ボリュームコントロールで、トーンコントロールはない。
Paranormal SeriesのSuper-Sonicの試奏動画