前回はネックグリップ、ヒール、ボリュート周りの整形をしました。
今回はナット接着をします。
↓前回作業
【5作目】ネックグリップ、ヒール、ボリュート周りの整形(セットネック):ギタークラフト学校日誌(251)前回はフレット打ちをしました。
今回はネックグリップの整形です。
↓前回作業
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指板を基準にナット厚(5mm)を罫書きします。
段差ができた部分はあとで削ります。
ナットを置いてみます。
ナットも5mm以上の厚みがあるので、5mmまで削り落とします。
ナット接着をする前に、ナット接着底面を平面にします。
スケールをあてて平面が出ているか確認。
はみ出た接着剤が付いていたりしている場合は、ノミやマイクロチゼルで削って平面にします。
指板側もスケールをあてて垂直になっているか確認。
引っかかりがあれば取り除いておきます。
6弦側は指板から3mm、1弦側は指板から2mmの高さを取り、Rに沿ってシャーペンで罫書きをします。
再び#150のサンドペーパーでゴシゴシ。
罫書きをしたRの形に沿って削ります。
ナットの準備ができたので接着をします。
木工用瞬間接着剤を指板接着面と指板側に3〜4箇所つけます。
全体に接着剤をべったりつけるとナット交換時に外れにくくなるので、接着剤は点でつけます。
ナット接着ができました。
ナット溝は塗装後の組み込みのときにやるので、ナットはひとまずこの状態で置いておきます。
ノミで段差を削っていくのですが、ヘッドの角度によっては完全に平面にするのは難しい場合もあります。
そういう時は平面にこだわらず、不自然にならない程度にふわっと段差を緩やかにする感じで調整します。