今日はベベルカットの加工からやっていきます。
ボディ正面から見て右下のベベルカットを罫書き。
深さは6mmに設定。
南京鉋で加工したのち、#150のペーパーで磨き。
深さは問題ないけど、面が丸くて平らにならない、、、
先生に聞いたところ、磨きたい面に対してゴムパッドが大きいと角が丸くなってしまい、磨いても磨いても平らにならないとのこと。
ベベルカットで平らな面を作りたいのであれば、南京鉋で平にし、ゴムパッドでのペーパーの磨きは軽く表面を整える程度にしたほうがよいとのこと。
なるほど、、、
あと、南京鉋の刃はうっすら出てる程度にして、薄く削っていくほうがよいとのこと。
先生に調整してもらった刃の出具合はこのくらい。
よく磨かれた刃ならもう少し引っ込めてもよいとこと。
なるほど、、、
南京鉋で面を平らにしたのち、小さいゴムパッド+#150で表面を軽く整えます。
南京鉋で面を平らにする加工は先生がお手本としてやってくれたのですが、出来上がりがシュッとしていてかっこいい。
自分で加工したのと全然違う、、、
次はボディ正面から見て右下側のベベルカットの加工です。
エルボーコンター兼ベベルカットという感じにしたい。
先に加工したウエストカットの深さが10mmなので、それに合わせて深さ10mmで罫書き。
ほぼほぼ南京鉋だけで面を平らに加工。
良い感じで仕上げられました。
次はストップテイルピースのアンカーを打ち込みます。
まずはスケールエンドからの距離(本作は46mmで設計)を罫書き。
ストップテイルピースの幅82mmを罫書きするのですが、その半分の41mmをセンターラインから測って罫書きします。
センターラインから左右に41mmの地点を出したら、合計で82mmになっているかを確認。
合っていれば目打ちします。
アンカーの位置がズレるとストップテイルピースがうまくはまらないので、シビアに罫書きします。
チューン・オー・マチックの位置の罫書きもしておきます。
まずスケールエンドからの距離を割り出すのですが、チューン・オー・マチックは斜めに傾けて設置するので、右側はスケールラインから2mm、センターは4mm、左側は6mmの位置に線を引きます。
チューン・オー・マチックの幅は74mmなので、半分の37mmの間隔でコンパスを広げ、センターラインから4mmの地点から半円を描きます。
コンパスで描いた半円と右側2mm、左側6mmの罫書きの線が交わる箇所がチューン・オー・マチックのスタッドを固定する位置になります。
次はストップテイルピースのアンカーを埋め込むための穴を開けます。
アンカーの幅は13mmなので、ボール盤に12.8mmのビットを取り付けて掘ります。
アンカーの長さは25mmなので、それよりも少し浅めの23mmくらいに設定します。
ただ、ボール盤のビットの先端は尖っていて、穴を開ける箇所のトップ面から深さを指定しても浅い穴になります。
なので、最初は深さを指定せずに10mmいかないくらい掘り、その深さをスケールで測り、目標値と差し引きして深さを設定します。
実際に掘れた深さは22.4mmでしたが、これでOKとのことです。
次は弦アース穴を開けます。
ストップテイルピースのアンカーの底面に接触させて弦アースをとるので、コントロールパネルからアンカにかけて弦アース線を通すための穴を開けます。
Φ5のロングドリルのビットで穴開け。
ストップテイルピースのアンカーの底面に接触させるほうの配線材は、先端をバラけさせておきます。
暗くて見えにくいですが、先端をバラけさせた弦アース線をストップテイルピースのアンカーの穴に通し、中で広がっている状態にします。
未だに名称がわからない謎のアイテムでアンカー穴の面取りをします。
面取りは、アンカーの先端の傾斜している幅と同じくらいの深さくらいにします。
アンカーの上に当て木を置いて玄能で叩いて埋め込みます。
真っ直ぐに埋まっているか確認しながら叩きます。
アンカーにスタッドをはめ込み、完全に埋まるまで打ち込みます。
硬い音に変わったら完全に埋まった証拠です。
ストップテイルピースのアンカー埋め込みと弦アース線の設置ができました。
今日はここまで。ほな。