前回はボディバック材に使うマホガニーの荒加工をしました。
今回はトップ材のフレイムトチとバック材のマホガニーをラミネートします。
ボディ材が異なる2つの材を重ねた2プライの構造になります。
↓前回作業

ラミネートする前に、ザグリや配線穴をあけておきます。
今回は配線穴はラミネート後でもあけられるので、ザグリだけやっておきます。
バックザグリ(ボディの背面側にあけるザグリ)もラミネート後でもあけられますが、ラミネート前に肉抜きで貫通しておけば後の加工が楽になります。
今作のコントロールはバックザグリなので、ボール盤で肉抜きをしておきます。
ザグリはトップ材側まで掘りますが、ラミネート後に掘るのでこの時点では肉抜きだけでOK。

バッテリーとプリアンプを格納する部分もバックザグリなので肉抜きしておきます。

次はトップ材のフレイムトチの接着面(背面側)を平面出しします。
ほぼ平面になっているのですが、バック材のマホガニーとしっかり密着するように#150のサンドペーパーで磨いておきます。

トップ材の縁にバンドソーでの加工時のバリがあると密着の妨げになるので、#150のサンドペーパーで軽くバリ取りをしておきます。
Rができてしまうと接着時に隙間が開いているように見えてしまうので、内側から外側に向けて軽く磨く程度でOK。

トップ材とバック材のホーンあたりに横のラインを書いておきます。
ラミネート接着する際に、トップ材とバック材のセンターラインとこの横のラインの2つを目印に位置を合わせます。

トップ材とバック材を重ねてクランプで仮留めしてみます。
この時点でトップ材とバック材の間に隙間がないか確認します。
隙間がある場合はどちらかの材が平面になっていないので、再度平面出しをする必要があります。

こちらはボディの右下の部分です。
少し隙間が開いていますが、これはトップ材の縁が少し傾斜しているため、隙間が生じています。
ただ、確認したところ接着部分は平面になっていましたし、外周は余裕を持って切り出しをしています。
隙間がある部分はラミネート後の加工でなくなるため、このまま接着しても問題なさそうです。

ラミネートできそうなので、固定用のビス穴をあけます。
木工用ボンドで接着する際、ボディ材は大きいためクランプで固定するとボンドで滑ってズレやすくなります。
リアピックアップザグリとホーンの外側の2箇所に穴をあけ、ボディ接着面にボンドを塗った後にビスで固定することでズレるのを防ぎます。
Φ3.0のビスで固定するので、Φ2.5のビットで下穴をあけます。
トップ材の厚みは15mmなので、バック材と固定するには20mmの深さが必要です。
フロントピックアップザグリの深さはボディトップ面から20mmで設計しているので、ザグリを掘ればこの下穴は消えます。
ホーンの外側の穴は切ってしまうので穴の跡は気にしなくていいので、ピックアップザグリにあける穴と同じ20mmの深さにします。

ビスの頭がトップ材よりも飛び出ていると、ラミネートする際に当て木に当たってしまうため、皿切りをしておきます。
ビスがΦ3.0なので、それよりも大きいΦ3.2のビットで皿切りします。
ビスの頭が埋まる深さになればOK。

接着する前に仮留めをします。
当て木の配置、クランプの数などを確認します。
仮留めせずに本番の接着をすると、当て木の長さが足りない、クランプが少ないなどのトラブルで手間取る可能性があるので、仮留めは必須です。
一度つけたクランプを外してまたつけるのは面倒ですが、必要な工程をサボると思わぬトラブルで致命的なミスにつながる恐れがあります。

ではラミネート接着します。
接着するトップ材の背面とバック材の表面を濡れ布巾で軽く拭きます。
表面に付いているホコリや木くずを取り除くのと、導管に水分が入り込むことで水性の接着材を浸透しやすくするのが目的です。

バック材のマホガニーに木工用ボンドを塗ります。
木工用ボンドの量が多すぎると固定時にズレてしまうので、表面に薄く行き渡る程度の量が理想です。

トップ材を重ねて軽く上下左右に動かして木工用ボンドを全体に行き渡らせます。
それが終わったらビスで2箇所を固定。

仮留めで準備しておいた通りに当て木とクランプで固定します。
この状態で1日置いてボンドを乾燥させます。









