ダブルネック・ギターとは
ダブルネック・ギターは、文字通りネックが2本あるギターのこと。1つのボディに2本のネックが付いており、「ツインネック・ギター」と呼ばれることも。また、ネックが3本や4本のギターも存在し、2本以上のものは「マルチネック・ギター」と呼ばれる。
一般的な6弦のギターと12弦ギターや4弦のベースとの組み合わせや、フレットレスとの組み合わせ等が多いが、6弦同士のダブルネック・ギターも存在する。基本的にはライブ等での演奏時にギターを持ち替えることなく、切り替えて演奏することができる。
Fender Custom Shop設立直後の特別なダブルネックが緊急入荷!
Fender Custom Shop Double Neck Stratocaster -blond #クロサワ楽器 お茶の水駅前店 #digimartnethttps://t.co/TyxYJucWsQ#electricguitar #エレキギター pic.twitter.com/9ZOIAKLvgl— デジマート (@digimartnet) April 1, 2021
有名ギタリストのダブルネック・ギター
ジミー・ペイジ
ダブルネック・ギターを使ったパフォーマンスというと、まず思い浮かぶのがLED ZEPPELINの『Stairway To Heaven』でのジミー・ペイジの演奏。
ジミー・ペイジが使用しているのは上側に12弦、下側には6弦のGibson『EDS-1275』。12弦のアコースティックギターとエレキギターで録音されたこの曲を、ライブで再現するためにダブルネック・ギターが用いられた。他にも『Rain Song』や『Celebration Day』といった曲もEDS-1275で演奏している。
Slash
Slashが愛用しているのも同じEDS-1275。
ポール・ギルバート&ビリー・シーン
Mr.Bigのライブでは、ポール・ギルバートとビリー・シーンがダブルネックのダブルネック・ギターとダブルネック・ベースでデュエットしている。
マイケル・アンジェロ
マルチネックと言えば、右手と左手でそれぞれ別のネックを演奏する「ダブル・ギター」や4本が1つになった「クアッド・ギター」が有名なマイケル・アンジェロ。
スティーヴ・ヴァイ
スティーヴ・ヴァイのIbanez製トリプルネック・ギター。上から12弦、通常の6弦、フレットレスの3本となっている。
SUGIZO
LUNA SEAのSUGIZOは、『LOVELESS』のライブパフォーマンスでESP製のトリプルネック・ギターを使用。12弦、サスティナー付きのフレットレス、通常の6弦の3つのネックを搭載している。
坂崎幸之助
THE ALFEEの坂崎幸之助も、ライブではよくダブルネックのアコースティックギターを使用している。
高木ブー
ウクレレにもダブルネックが存在している。高木ブーが演奏しているこのダブルネック・ウクレレは、通常の4弦のネックと8弦のネックの2本。8弦は4つのコースに2本づつが張られた復弦となっており、マンドリンのような響きが印象的。