前回でトラスロッドの埋め木の平面出しまで終わりました。
今回はヘッドにペグ穴をあけて、ヘッドの厚み落としをやります。
↓前回の作業
【テレキャスターシンライン製作】トラスロッドの溝掘り、埋め木の接着(308)前回はネック、ヘッドの粗加工をしました。
今回はネックにトラスロッドの溝を掘ります。
前回の作業
↓
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こちらがトラスロッドの埋め木を埋め終わった状態。
埋め木をする前はネックの幅でセンターラインを出しましたが、埋め木の幅でセンターラインを出します。

ペグの位置を罫書きします。
製図から写すのではなく、製図に書き記したペグの位置の寸法の通りに書いていきます。

ヘッド外周からペグ穴の位置までの距離は10〜13mm。
今回は13mmで設計しています。

片連のペグ穴同士の間隔は24mm。
24mm×5で合計120mm。

クルーソンペグはΦ8.7のビットで穴を開けます(シャーラーとグローバーはΦ10.2)

ペグ側の外周をエコノミーサンダーで粗加工します。
実線の0.5mmくらい外側まで。


直角になっているかスコヤで確認。
少し傾いているので直角になるように調整します。

ここからはヘッド厚の調整をします。
まずはネック側に一番近い6弦ペグの位置を確認します。

ヘッド厚はルーターで落としていきます。
ヘッドの段差部分を残しておく必要があるので、段差まで削らないように当て木をストッパーにします。

ヘッド厚は最終的に14mmまで落としますが、生地調整をして厚みが落ちるのを想定し、0.5mm余裕を残した厚みにします。
なので、ここでは14.5mmまでヘッド厚を落とします。
下記の画像では治具の表面からヘッドトップまでの高さを測っていますが、治具とヘッドの間に隙間がある点に注意しなければなりません。














