ナット交換時に使えそうなネックレストを探していたところ、Stewmacの「Hi-Lo Featherweight Neck Rest」を見つけ、早速買って使ってみました。ギターワークスで購入したのですが、「ネックブロックサポート台」というラベルが貼られていました。いずれにしてもネックレストとして使えるアイムなので、使い勝手とメリット・デメリットをふまえてレビューしたいと思います。
Hi-Lo Featherweight Neck Restの仕様
重さ:106.4グラム。
サイズ:横幅225mm、奥行き149mm、高さは73mm
素材:Dence Foam(高密度フォーム)
何の素材かは公式サイトには明記されていないのですが、AmazonのStewmacの公式販売ページには「Dence Foam(高密度フォーム)」と書かれています。検証はしていないですが、Stewmacの公式販売ページによるとニトロセルロースラッカー塗装やセラック塗装のギターネックにも対応しているとのことです。
Hi-Lo Featherweight Neck Restの使い方
ストラトキャスターを置いてみました。高さはちょうどいいですね。


ナット溝を削る時にネックレストに腕を置けるので、体の安定感が増します。

レスポールを置いてみたのですが、ヘッドの先が作業台についてしまいます。

ヘッドの先端が作業台に付いているので、ネックレスの窪みからネックが浮いてしまっています。この状態では使えないですね。

レスポールなどの角度付きヘッドのギターを横向きで使うときは、薄い板を敷くなど、自力で高さを調整する必要があります。下記の画像では薄い板を敷いていますが、ちょうどいい板がないと困りますね。

このネックレスとは縦向きでも使えるので、角度付きヘッドのときは下記の向きで使うといいですね。ただ、縦向きにすると前後に倒れやすくなる点に注意です。ネックレストに腕を置いた状態でナットの溝を削ろうとしてみたのですが、どうしてもヘッド側に力がかかってネックレストが倒れてしまいました、、、。ヘッドが折れなくて良かった。

アコギもレスポールと同様に縦向きの状態ならしっかりネックが窪みにフィットします。やっぱり前後に倒れやすいのが不安要素です。

ネックレストの窪みにネックを置いた状態だと、クロスで弦を指板を拭く時に手がネックレストに当たってしまう問題もあります。そういう時は、窪みの両側にネックを置くと作業しやすいです。しかし不安定になるのが難点。

ネックの幅が広めのナイロン弦ギター。多少ネックの幅が広くでも窪みにフィットします。


Hi-Lo Featherweight Neck Restの使用感(レビュー)
「Hi-Lo Featherweight Neck Rest」は横向きの状態で使うときは非常に安定しているが良いですね。横幅が広く、腕を置いて作業できるので、ナット溝を削るときに便利です。
ネックが窪みにフィットしますし、硬さがありながら柔らかい素材なのでネックを傷つけずに作業できます。公式サイトにもニトロセルロースラッカー塗装に対応しているとの記載があるので、おそらくラッカー塗装のネックを置いても溶けないとは思うのですが、置きっぱなしにはしないほうがいいかもしれません。
横向きと縦向きの両方で使えるのも便利なポイントではあるのですが、縦向きだと前後にかかる力に弱いので、注意して使わないといけません。特にレスポールのような角度付きのヘッドは上からの力に弱いので、うっかりネックレストごと倒してしまうと、最悪ヘッド折れする可能性もあります。縦置きのときは力を加える作業には使わず、軽いメンテナンスにとどめておいたほうがいいでしょう。
106.4gという軽さもこのネックレストの良いところ。サイズが少し大きいですが、軽いので持ち運びしやすいです。実際にカバンに入れて持ち運びしたのですが、軽いので負担が少なかったです。サイズも意外と気にならなかったですね。
まとめると、ストラトキャスターやテレキャスターなどの段差ヘッドのギターのメンテンスにはすごく便利です。横向きで使うと安定するので、私は主にナット溝を削るときに使っています。
ただ、サイズが大きいめなので置き場所を取るのが難点です。置き場所にちょっと困ります。軽いので持ち運びはしやすいですが、そんなに頻繁に外で作業することがない方はあまりメリットを感じないかもしれません。




















