前回は5弦ベースのヘッドの段差の成形をしました。
今回はピックアップカバーを作ります。
↓前回作業
今回はBARTOLINI (バルトリーニ) の5弦ベース用ピックアップ「b-axis PB5」を使います。
ピックアップの両側にある足を切って長方形のピックアップカバーを被せます。
ちょうどいい厚みのウェンジの端材があったので、長方形にくり抜きます。
まずは肉抜き。
治具も自作。
トリマーで長方形にくり抜くだけ。
ボディにマウントするために付いている足をミシンノコで切ってしまいます。
少しだけ足を残して切りました。
鉄ヤスリで残った部分をキレイに落とします。
キレイに収まりました。
次はピックアップカバーの外周加工です。
強度を考慮して5mm以上の厚みをもたせます。
横側はビス留めする箇所も必要なので9mmにします。
高さの寸法も測ります。
今回は19mmで設定。
実線から2mmの加工線を引いてバンドソーで粗加工。
続いてエコノミーサンダーで調整。
直角が出ているかスコヤをあてて確認。
次は角にRを作ります。
角は面取り測定ゲージがあると罫書きが楽。
3Rにしたいので3mmの位置に罫書き。
3Rなのでペーパーで軽く磨く程度。
次はビス穴を開けます。
ボール盤でビス穴を開けます。
まずはビスの頭が収まる径で開けます。
これは貫通させません。
ビス留めする周辺は斜めにカットするので、それを考慮した深さに。
次はさきほどよりも細い径のビットで貫通させます。
次は両側を斜めにカットします。
マスキングを貼ってある位置・角度にカット。
エコノミーサンダーで削ります。
ペーパーで磨けば完成。
この流れでピックアップザグリを掘ってしまいます。
ピックアップザグリの罫書き。
治具を貼ってルーターで試し掘り。
大丈夫そうだったのでそのまま掘り進めました。
ピックアップカバーとの隙間は狭めに掘りました。
ピックアップはスプリットコイルなので、1弦側のザグリも掘って完了。
