「ずっと真夜中でいいのに。」は、日本の音楽バンド。通称「ずとまよ」。ファンのことは「真夜ラー」と呼ぶらしい。
ヴォーカルのACAね(あかね)以外は、メンバーの構成や人数などが明かされていないため、謎の多いバンドとなっている。
2018年6月にYoutubeで公開した『秒針を噛む』のMVが話題となり、1億回以上再生されている。
ずっと真夜中でいいのに。バンド名の由来
この曲名のようなユニット名は、「ずっと真夜中でいいのに」という歌詞で始まる曲を作ったことから、それをユニット名にしたのだという。また、略して「ずとまよ」としたかったとも。2021年1月30日放送のNHKの音楽番組「SONGS」において、「何かに没頭していると、大概、夜中か朝になるじゃないですか。それで”ずっと真夜中でいいのに。”だったな、ていうところからです」と話している。
「ずっと真夜中でいいのに」で始まる曲というのは、「黒く塗りつぶす僕らを」というタイトルの楽曲。本記事を書いている時点では音源化されていないため、ライブでしか聞くことができないが、公式サイトに掲載されているライブレポートでは以下のようにこの曲のことが書かれている。
「黒く塗りつぶす僕らを」ではダンサブルなビートに、オーディエンスは自然と身体を揺らし、クラップも起こっていたのだが、早口でまくし立てるAメロには〈ずっと真夜中でいいのに〉という歌詞があり、かなり重要な位置づけの曲なのかもしれない。
引用:真夜中じゃないけど夜にするライブ|ずっと真夜中でいいのに。OFFICIAL SITE
黒く塗りつぶす僕らを に「ずっと真夜中でいいのに。」って歌詞が入ってたんか…知らんかった… この曲好きだからまた聴きたい…
— 項.2 (@kokakoh_124) 2019年8月2日
黒く塗りつぶす僕らを
ACAねさんが以前、「ずっと真夜中でいいのに、という歌詞を書きたかった
→それをバンド名にして→ずとまよと略したかった」みたいなこと呟いてたけど、その原点がこの曲。黒くぬれはストーンズの曲。黒く塗りつぶせは矢沢永吉。ロックの歴史を継承して現代に蘇らせる、重要な曲— オフ@真夜ラー (@76pIMsKQZun3ul3) 2019年4月8日
「ずっと真夜中でいいのに。」という歌詞は、2023年6月にリリースされた楽曲『花一匁』の冒頭にも使用されている。
ABEMAの特集番組にて、ずとまよの熱狂的ファンであると公言している作家の綾辻行人からの質問に対して、ずっと真夜中でいいのに。という名前について、ACAねは以下のように語っている。
ACAね:
ずっと真夜中でいいのに。という名前がめちゃめちゃ恥ずかしいし、まぁダサいなって、良い意味でですけど。
「ずとまよ」って略するのもすごいダサいけど、「ZUTOMAYO」ってローマ字にして、カッコいい感じにはしたりしてるけれど、そのダサさがカッコいいっていう、中2魂みたいなのがあります。
なので、そう呼んでもらえたりして嬉しいです。
上記のコメントは49分27秒あたりで聞けるが、ACAねがSONGSに出演した時に語った創作するうえでの「恥ずかしい気持ち」について綾辻行人が触れているので、そこから見ることをおすすめしたい。
ちなみに、上記の番組の後半で、綾辻行人がACAねの飼い猫の「しょうがストリングス」の名前の由来を質問し、それにも回答している。
ACAね:
しょうがストリングスという名前は、食べ物の生姜の形が宇宙から授かった秘密の鍵みたいな形をしてて、その神秘的な要素をしょうがさんと会った時に感じたのと、よくストリングスのチームの名前って◯◯ストリングスってつけるんですよ。それがすごい憧れで、しょうがもいつか率いてほしいなと思うので、しょうがストリングスです。
X(旧Twitter)にて、綾辻行人のポストに対して「フルネームはしょうがストリングス」と明かしている。
ありがとうございます。。
本名長いんですけどフルネームは
しょうがストリングスです
たまに新生姜です(,,ΦωΦ) pic.twitter.com/pWW8vPPfIS— ACAね a.k.a ネス湖のてっぺん (@zutomayo) December 26, 2021