ギター用語

ウーマン・トーン − エリック・クラプトンのような泣きの音色

ウーマントーン

ウーマン・トーン(Woman Tone)とは

ウーマン・トーンは、エレキギターの音作りの一つ。簡単に言えばギターのトーンを0まで絞ったサウンドのことを指す。主に1960年代のエリック・クラプトンが用いていたサウンドがこのように呼ばれている。

「こういう音」という決まった定義は特に無いが、「甘いサウンド」「丸いサウンド」「ウォームなサウンド」などと表現されることが多い。

エリック・クラプトンのウーマン・トーン

ウーマン・トーンという言葉が生まれたのは1960年代、当時Creamのメンバーだったエリック・クラプトンが『Sunshine of Your Love』などの楽曲で用いていた独特のサウンドがそのように呼ばれるようになったもの。

このギターの甘いトーンがまるで「女性が声を殺して泣くような音」に聞こえるということで「ウーマン・トーン」と呼ばれるようになったという。中には女性のような甘くセクシーなサウンドであることが言葉の由来とする説も。

ウーマン・トーンの作り方

ウーマン・トーンは、基本的にはハイをカットして作り出す。ハムバッキング・ピックアップのフロントピックアップを用い、ギター本体のトーンノブをゼロに絞った状態をウーマン・トーンと呼ぶのが一般的。または、ワウ・ペダルを通して踏み上げた状態でもウーマン・トーンを作り出せる(トーンを絞った状態になる)。

フロントピックアップに限らず、リアピックアップやフロントとリアのミックスで作る場合や、アンプ側のトレブルを絞るといった方法もある。

また、クラプトンのようなウーマン・トーンを得るためには、ギターはSGやレスポール、アンプはマーシャルが好ましいと言われるが、前述の『Sunshine of Your Love』のレコーディングではシングルコイルのストラトキャスターが使われたという説ワウペダルを用いたものだという説もある。

当時のエリック・クラプトンがインタビューでウーマン・トーンの作り方について答えている動画が残っており、「フロントピックアップかリアピックアップをトーンを0か1まで絞って使う、両方のピックアップを使う場合も。」と答えている

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タケ
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ギター歴23年。

愛機:Gibson Les Paul Custom、Black Cloud Aging Label #022、Stilblu #100、Legator Ninja N7FX

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