ストロボチューナーとは
ストロボチューナーは、回転するメーターを見ながらチューニングを合わせるタイプのチューナー。他のタイプのチューナーと比べてより精度の高いチューニングが可能となっている。
機械式のストロボチューナーは縞模様が描かれた円盤を一定の速度で回転させ、そこに音の振動に合わせて点滅する光を照射する。円盤の回転と音の周波数が一致している場合には「ストロボ効果」によって縞模様が止まっているように見えるが、周波数がずれていると縞模様が回転しているように見える。周波数を合わせていくことで回転の速度が変化するので、回転が止まって見えるようにチューニングを合わせていく。
ストロボチューナーのメリット
- 精度の高いチューニングが可能
- 感覚的にわかりやすいチューニング
ストロボチューナーの最大のメリットは高精細なチューニング。例えばtc electronicのPolytune3の場合。クロマチック・チューニング・モードの精度は±0.5セント(半音の5/1000)だが、ストロボ・チューニング・モードの場合だと±0.02セントという高精度でのチューニングが可能となる。
ストロボチューナー専門メーカー「Peterson」
実際に円盤を使ったストロボチューナーは、物理的に大きくなってしまうため楽器工場やリペア工房などで据え置き型として使われることが多かったが、近年では小さいペダル型やクリップ型も登場している。
中でも据え置き型を含め、ストロボチューナーを専門に開発しているのが「peterson(ピーターソン)」。ここで紹介している製品はいずれも精度±0.1セント。
StroboPlus HD
大きなディスプレイが見やすい、据え置きタイプの『StroboPlus HD』。ギターやベースだけでなく、ヴァイオリンなどの弦楽器や木管・金管楽器、バグパイプなどの民族楽器など、様々な楽器に対応している。
StroboStomp HD
ステージでも見やすい大きなディスプレイを持つ、ペダルタイプの『StroboStomp HD』。トゥルー・バイパスとバッファード・バイパスを切り替えて使用することができる。
StroboClip HD
小型で使いやすいクリップタイプの『StroboClip HD』。
その他のストロボチューナー
SONIC RESEARCH / ST-300
SONIC RESEARCH ( ソニックリサーチ )の『Turbo Tuner ST-300』。±0.02セントの高精度のチューニングが可能なペダル型のストロボチューナー。9弦までの多弦ギターや、バズフェイトン・チューニングにも対応している。
VOX / VXT-1
VOXから発売されているペダル型のストロボチューナー『VXT-1』。±0.02セントの高精度に、大きくて見やすいLEDメーターのディスプレイ。
KORG / Sledgehammer Pro SH-PRO
KORGから発売されているクリップタイプのストロボチューナー。精度は±0.1セント。