ブリッジピックアップは、ギターにおいてボディエンド側(ボディの下側)のブリッジ付近に配置されているピックアップを指す。リアピックアップとも呼ばれる。海外ではブリッジピックアップと呼ばれ、日本ではリアピックアップと呼ばれることが多い。
Fenderなどの海外製ギターのスペックシートには「Bridge Pickup(略:B)」と書かれていることが多い。例えば、こちらは筆者の手持ちのFender製ギターのスペックシートだが、ピックアップの蘭にBridge Pickupと記載されている。


ストラトキャスターの場合、3つあるピックアップのうち、ブリッジ側(ボディエンド側)に配置されているものをブリッジピックアップ(リアピックアップ)、中央に配置されているものを「ミドルピックアップ(センターピックアップ)」、ネック側に配置されているものを「ネックピックアップ(フロントピックアップ)」と呼ぶ。
※フロント(front)は「前部」、リア(rear)は「後部」という意味
スペックシートでは下記のようにピックアップが略記されていることもある。
N → Neck Pickup(ネックピックアップ)
M → Middle Pickup(ミドルピックアップ)
B → Bridge Pickup(ブリッジピックアップ)
こちらは筆者の手持ちのk.nyui guitarのテレキャスタイプのギターのスペックシート。ピックアップの欄は「N」「M」「B」と略記されている。
ストラトキャスターのピックアップの配置。3つのうち、ブリッジ側にあるものがブリッジピックアップ。真ん中はミドルピックアップやセンターピックアップと呼ばれる。
テレキャスターのピックアップの配置。ブリッジプレートの中に配置されているものがブリッジピックアップ。
レスポールのピックアップの配置。ブリッジ側(チューン・O・マチック側)にあるものがブリッジピックアップ。
1967年から1981年に製造されていたFender Broncoは、ブリッジプックアップ1基のみ搭載しているモデル。ネックピックアップは搭載していない。
Fender Broncoの歴史や仕様は以下の記事で詳しく解説。
