ボルトオンネックとは
「ボルトオンネック」または「デタッチャブルネック」は、ネックとボディの接合方法(ネックジョイント)の一つ。ジョイント部分をボルト(ネジ)によって結合する。
セットネックが一般的だった時代、レオ・フェンダーがボルトオン方式を採用し、エレキギターの量産化につながった。
ボルト4本での結合が一般的だが、1本のものから6本のものなど本数は様々。
プレートタイプとブッシュタイプ
ボルトオンには、プレートを使ったタイプとブッシュ(金属の輪)を使ったタイプとがある。プレートタイプに比べてブッシュタイプはヒールカット加工の自由度が高い。
ヒールカットのため、四角形ではないジョイントプレートも。
通常の組み込み工程に加え、お客様お持ち込みのジョイントプレートに合わせたヒール部分の加工や、スタックタイプPUに合わせたギャビティの追加工など実施しています。 pic.twitter.com/qer90ACrPq
— Y.O.S.ギター工房 (@YOSguitars) July 30, 2020
- 取り外し、取り付けが簡単にできるため、修理・メンテナンスやカスタマイズが容易。
- 生産性が高いため、価格が抑えられる。
- トラスロッドの開口部をネックエンド側にできる。
- スルーネックやセットネックと比較してサスティーンが短いと言われている。ただし、組み込みの精度など個体差が出るので一概に優劣を付けるのは難しい。
- ヒールカットの加工が難しくなる
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