今日の講義はネック材とボディ材の接着について。そこまで工程が進めば、いよいよギターとして形ができてきますね。
実習はトラスロッドの溝加工を。トリマーで溝を掘っていきます。
この記事の内容を動画で簡単にまとめています。
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まずロッドアジャスト部とロッドエンド部の近くにスペーサーを置きます。トラスロッド溝はロッドアジャスト部とロッドエンド部からそれぞれ中心に向かって深くなるように掘っていくので、スペーサーはトラスロッドの溝加工用の治具をたわませる役割があります。

トラスロッドの溝加工用の治具をセッティングします。

一般的なギターは7フレット付近で溝が最も深くなるように設計されています。今回は7フレットの位置で、指板接着面から13mmの深さになるよう加工します。
湾曲した溝を正確に掘るには治具を固定する位置が重要で、3箇所でビス留めをします。1つ目は最深部となる7フレットの位置です。ここは治具と指板接着面が隙間なく密着するように固定することで、最も深く掘れる状態になります。
あとの2箇所は、ヘッドストック側の2フレットあたりと、ネックエンド側の13フレットあたりです。この2箇所はスペーサーに近いため、治具と指板接着面の間にあえて隙間ができる状態になります。これにより、中心の7フレットよりも浅く掘れるようになります。
ビス留めする位置に目打ちをし、3箇所に下穴を開けました。ハンドドリルにφ2のビットを取り付け、深さ5mmで開けています。ここをビスで固定し、トリマーで掘り進めます。トリマーの刃の出代(深さ)は13mmに設定しました。治具を湾曲した状態で固定しているので、7フレットは13mmで掘れますが、それ以外は13mmよりも浅く掘れます。

こちらは掘り終わった状態です。トリマーでトラスロッド溝を掘る際は、ロッドアジャスト部とロッドエンド部の溝を超えてはいけないので、目印にマスキングテープを貼っています。

実はロッドエンド近くを掘るときにミスってしまい、罫書き線をはみ出して削ってしまいました…。接着剤で埋めて補修しましたし、機能的には問題ないのですが、こういうミスはダメですね…

明日はクラス全員で1作目のギターの撮影をしにいくので、実習の時間はないかもしれません。








