今日はゴムパットの作り方の講義と、トップコート塗装後の水研ぎ(みずとぎ)をしました。
水研ぎは、トップコートで表面にできた塗装のうねりやしぶきを、水で濡らしたサンドペーパーで磨いて均一にしていく工程です。ペーパーで磨くときに水をつけて洗い流しながら行います。最終的に塗装の表面を鏡面に仕上げるためでもあります。
スポンジを巻いたパッドを使って水研ぎをしていくのですが、サンドペーパーに水をつけながら行います。水をつかうのは、磨いたときに出る塗装の粉によって目詰まりが起こるのを防ぐためです。
トップコートは合計3度行い、1度ごとにサンドペーパーの番手を上げて磨きます。1回目のトップコート後なので、まずは#600のサンドペーパーで水研ぎ。
画像の左側はしっかり研げていますが、右側は「ゆず肌」が残っているので磨きが足りない状態です。ゆず肌は塗装の表面に凹凸がある状態で、ペーパーで均一になるように磨いていかなければなりません。右側の画像でいうと、ペーパーの傷がついていない部分がゆず肌にあたります。
こちらがボディトップの水研ぎ前の状態。
水研ぎ後。まだ完全に仕上げていないですが、#600のペーパーの傷がしっかりついています。磨きの作業は、使っているペーパーの傷をきちんとつけていくことが大事。番手を上げるとペーパーの傷が細かくなっていきます。
今日は水研ぎだけで終わりました。明日は水研ぎの仕上げと、おそらく2回目のトップコートをやります。