シカモアとは
シカモアは、エレキギターのトップ材や、フルアコのサイド/バック材として用いられる木材。キルトやカーリーといった杢が出るものもあり、高級ヴァイオリンのストラディバリウスの甲板として使われていたことでも知られる。
ムクロジ科カエデ属でソフトメイプルの仲間であることから「シカモアメイプル」や「ヨーロピアンメイプル」、また「ホワイトシカモア」「セイヨウカジカエデ」等とも呼ばれている。イチジク属の木にも「シカモア」と呼ばれる木があるが、それとは別物。そちらはギターには使われない。
シカモアの特徴
- 稀に美しい杢が現れる
- 軟らかく、加工しやすい
稀に美しい杢が現れる
シカモアは見た目もソフトメイプルによく似ており、一部にはカーリーやキルトといったきれいな杢目が現れる。その美しさから、トップ材やサイド/バック材に用いられることが多い。ただし、強い杢が出ているものは珍しく、高価になりがち。
ヘッド突き板用0.5mm材。シカモアの方が素直な印象で好みですね。
作業的に貼ってみたいだけなので、最終的には真っ黒に潰すという蛮行に及ぶ可能性もありますが。 pic.twitter.com/fNb7zApl7N— Wisteria Guitars (@wisteria_guitar) November 7, 2019
綺麗な綺麗なトラ目のシカモアが採用された異色のヤマハFGです。https://t.co/WjAHBggoHh
音も煌びやかで明るいトーンが炸裂。
詳しくはマーチの出羽(でわ)までどうぞ。 pic.twitter.com/qBUVvi1lTB— ミュージックショップマーチ (@guitarshopmarch) March 10, 2020
ローGのウクレレチューニングG/C/E/Aに、A/Dの低音弦をプラスし、ギターライクに弾けるウクレレギター「UG (ユージー)」!こちらは美しいシカモア材を採用した「SH GUITARS UGS-331 “Sycamore Body”」!>>【https://t.co/jcioJkC2N0】 pic.twitter.com/EiTice0FnF
— アコースティックステーションリボレ秋葉原 (@aco_station) April 25, 2018
軟らかく、加工しやすい
ソフトメイプルに近く、ハードメイプルと比較すると軟らかく、加工しやすいのも特徴の一つ。ハードメイプルのようにネックに使われることはあまりない。
シカモアを使ったギター
ヤマハのセミアコ『SA-2200』。トップ/バックにはメイプルとシカモアのラミネート材、サイドにはバーチとシカモアのラミネート材が使われている。
シカモア材の杢目が綺麗な #YAMAHA FG750Sが中古入荷!
長年にわたり人気のFGシリーズの中でも、ナチュラルカラーながら高級感もある1本です。もちろん、入門ギターからの買い替えにもオススメ!#ubox
^新宿店https://t.co/FHo2Xu4YmV pic.twitter.com/CbJW2OUDtU— イシバシ楽器 (@ishibashimusic) January 6, 2020
MORRIS松本工場が挑んだライブ用ギター。Finger Style向けのS-seriesを若干薄くしたSCボディ。バンドで使いやすいサウンドへ。鳴りの良いスプルース単板に美しいシカモア材をラミネート。Anthem SLを搭載。 pic.twitter.com/vMpHGnxrpS
— モーリスギター MORRIS GUITARS (@morrisguitars) March 28, 2015