ギタークラフト

【7作目】黒色のウッドフィラーを塗り込み:ギタークラフト学校日誌(330)

シンラインタイプのギターボディに塗ったウッドフィラーを拭いているところ

前回はウッドシーラーを吹きました。
今回はボディバックのマホガニーにウッドフィラーを塗ります。

↓前回作業

ウッドシーラーを吹いて1日乾燥させたシンラインタイプのギターボディとネック
【7作目】ウッドシーラー&シーラー後のケバ取り:ギタークラフト学校日誌(329)前回で塗装前のマスキングが終わりました。 今回から塗装に入ります。 ↓前回作業 https://guitar-concie...

ウッドフィラーは導管を埋めるための塗料です。
マホガニーが導管が大きく、ウッドシーラーの後にサンディングシーラーを吹くと、塗料が吸い込まれて凸凹した質感になります。
ウッドフィラーを塗らずにあえて凸凹の質感を出すこともできます。
個人的には導管を埋めた見た目のほうが好みなので、本作ではウッドフィラーを塗ります。

ボディトップ材に使っているメイプルにはウッドフィラーは塗らないので、ボディトップをマスキングと紙で保護します。
まずはボディ外周に沿って25mmのマスキングテープを貼ります。
シンラインタイプのギターボディトップをマスキング

新聞紙は使わず白い紙で覆います。
シンラインタイプのギターボディトップを白い紙でマスキング

25mmのマスキングテープを外周に沿って折り曲げられるように、デザインナイフで切れ込みを入れていきます。
シンラインタイプのギターボディトップを白い紙でマスキング

隙間があるとウッドフィラーが入り込んでメイプルトップが汚れてしまうので、隙間なく隠します。
シンラインタイプのギターボディトップを白い紙でマスキング

Fホールからボディトップにウッドフィラーが入り込む可能性があるので、Fホールの内側もマスキングします。
シンラインタイプのギターボディバック

今回は黒色のウッドフィラーを使います。
ボディサイド→バック→Rの順番でフィラーを塗っていきます。
木目と直行するように塗ることで導管にしっかりフィラーを埋めます。
シンラインタイプのギターボディサイドに黒のウッドフィラーを塗っているところ

ボディバックも木目と直行するようにフィラーを塗ります。
真っ黒になっていますが、導管部以外は後で綺麗にするので、導管だけが黒くなります。
シンラインタイプのギターボディバックに黒のウッドフィラーを塗っているところ

最後にRにフィラーを塗り込み。
この状態で20〜30分置いて乾燥させます。
シンラインタイプのギターボディのRに黒のウッドフィラーを塗っているところ

こちらが20分後の状態。
ウッドフィラーが乾燥して固まりかけています。
一周だけでは導管に塗り込めていない可能性があるので、もう一周フィラーを塗ります。
シンラインタイプのギターボディにウッドフィラーを塗って乾燥させた状態

表面に付着しているフィラーをある程度取り除いてから、もう一周フィラーを塗っていきます。
また20〜30分置いて乾燥させます。
シンラインタイプのギターボディに塗ったウッドフィラーを拭いているところ

バックパネルのザグリの縁などに付いたフィラーを爪楊枝でこそぎ落としておきます。
シンラインタイプのギターボディに塗ったウッドフィラーを爪楊枝で取り除いているところ

時間を置いてフィラーが固まってきたので、表面に付着したフィラーを綺麗にします。
綺麗なウエスにウッドフィラー用のシンナーを付けて綺麗に拭き取っていきます。
シンラインタイプのギターボディに塗ったウッドフィラーを拭いているところ

ザグリの縁にこびりついている余分なフィラーもシンナーで溶かして綺麗にします。
シンラインタイプのギターボディに塗ったウッドフィラーを拭いているところ

シンナーでの拭き取りが終わったので、マスキングを剥がしました。
一部、バインディングにフィラーが付着していますね。
シンラインタイプのギターボディ

バインディングに付着したフィラーもシンナーで拭き取ります。
シンラインタイプのギターボディに塗ったウッドフィラーを拭いているところ

これでフィラーが終わりました。
1日乾燥させます。
ウッドフィラーを塗り終わったシンラインタイプのギターボディ

↓次の作業

ローステッドフレイムメイプルのヘッドにラッカーサンディングシーラーを吹いたところ
【7作目】ラッカーサンディングシーラー:ギタークラフト学校日誌(331)前回はボディバックに使っているマホガニーの導管を埋めるため、ウッドフィラーを塗り込みました。 今回はサンディングシーラーです。 ...
ABOUT ME
監修・執筆:ケンタトニック(稲垣健太)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者
株式会社ケタケタの代表取締役

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
関西外国語大学外国語で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA大阪)に入学し、ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を学ぶ
2026年3月 ESP GCA大阪校 マスタークラス課程を修了・卒業
ギタークラフト製作日記
YouTubeでも投稿中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。
[2026年4月〜]ESP GCA大阪校のアシスタント講師として勤務
ギター製作の基礎から高度なリペア技術までを直接指導
ギタークラフトの知見を活かし、単なるユーザー目線ではない、技術者目線での教室選びを提案しています。


■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中


■愛器
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
J.W.BLACK Guitars JWB JP-T THINLINE
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst
Rittenhouse Guitars J-Master Sharwood Green Metallic
K.nyui Custom Guitar KNTE Mercedes Blue Metalic
Taylor 614ce-N(ナイロン弦バージョン)
CAT'S EYES CE-1200CF
所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder
ギタークラフトアカデミー第4作目:
Focus Point
ギタークラフトアカデミー第5作目:
Uroboros LP ギタークラフトアカデミー第6作目:
PB-5S

■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

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