今回は5弦ベースのボルトオンネックのネックセットをします。
↓前回作業

ネックセットをする前に、ボルトオンのビスが刺さる深さを確認します。
ビスが長過ぎると指板側まで到達する恐れがありますし、短いとしっかり固定されない恐れがあります。
ネックにビスが刺さる深さは14mmはほしいところ。
今回は15mmの深さまでビスが刺さるようにします。

本作の5弦ベースはヒールカットをしているので、ネックにビスが深く刺さってしまいます。
なので、ビスを先程設定した深さ15mmの位置で止まるように、先端を切ります。

今回はブッシュを使うので、ブッシュの厚みを考慮した長さで深さをマスキングします。

ネックジョイントのビス穴あけは、いつもは先生に補助してもらうのですが、今回は一人で穴あけをしてみます。
指板にセンター治具にセットし、センターを合わせます。

センターがズレないようにドリルを持つ反対の手でしっかりホールドします。

ネックジョイントのビス穴は始めに斜め上に5mmほど穴を開け、そこから平行にして残りの長さを開けます。
これはネックセットをしてビスを締めたときにボディ側に力が加わり、ボディとネックが密着しやすくするためです。
今回はこの動作も一人で行うので、ドリルの角度も注意して穴を開けていきます。

ベースのボディとネックをホールドする部分が狭いですが、しっかり固定していれば大丈夫です。

なんとか一人でビス穴を開けられました。
ネックセットしたときにセンターがズレていなければいいのですが。
プラスドライバーでビス穴を面取り。

ブッシュをセット。
ビスが刺さりやすくなるようにビスにロウを塗っておきます。

無事にネックセットできました。
センターずれもなかったので、まっすぐにビス穴を開けられたようです。



















