前回はセットネックの指板接着をしました。
今回は中子を削ったり、ネックグリップを粗加工したり、指板調整したり、細かい作業をしていきます。
↓前回作業
【5作目】指板接着(セットネックギター):ギタークラフト学校日誌(248)前回はネック接着をしました。
今回は指板接着をします。
↓前回作業
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今回のジョイントは中子で作りました。
ネック接着をするとピックアップザグリまでネックがはみ出るので、余分な部分を削ってしまいます。
まずはボール盤で肉抜き。
Φ13くらいでサクサクっと。
指板エンドとピックアップザグリが垂直になるように削ります。
ノミでザクザク削っていきますが、一気に削ると大きく割れてしまうので注意。
ネック材は指板エンドの下側まで続いているので、ノミで削るときに割れてしまうのを防ぐために、赤線らへんに切れ込みを入れて割れを防ぎます。
切れ込み深さが甘かったのか、ノミで削った際に指板下まで大きく割れてしまった箇所があります。
これは自分の削り方が下手くそだったので、次回以降の教訓にします。
割れてしまった赤枠の部分は凹んでしまいましたが、ピックアップで隠れるので、今回は埋めずにこのままでいきます。
次はネック周り〜指板の調整をします。
指板接着時は指板よりもネックの幅を少し広めにとっていたので、段差をノミで削って落とします。
次は指板すり合わせをします。
指板アールゲージで現状のRを確認。
今回は305Rです。
フレット溝の中にゴミが入っているとフレットが置くまで入らないので、ノコギリでゴミを除去します。
バインディングの下側がフレット溝の下まで伸びていることがあるので、バインディングの余分な部分もノコギリでしっかり切っておきます。