クランチサウンドとは
「クランチサウンド」とは、クリーンよりもわずかに歪んだサウンドのこと。クリーンとオーバードライブの中間程度の軽い歪み。
厳密な定義はないので、どこからどこまでをクランチサウンドとするかは人によるが、軽く弾けばクリーン、強く弾けば歪むぐらいが一般的な「クランチ」だと言われている。
クランチサウンドの作り方
アンプでは入力レベルがある一定を超えると徐々に歪みだすので、そこからボリュームを上げすぎず軽く歪んだ状態にすれば、それがクランチサウンドとなる。
エフェクターの場合、クランチ専用のエフェクターというものはないため、オーバードライブなどの歪みエフェクターで、ゲインの量を小さく調整することでクランチサウンドを作り出す。
基本的には、あまり大きく歪まないエフェクターがクランチに向いていると言える。
また、オーバードライブの状態から、ギター側のボリュームを絞ることでも歪みを抑え、クランチサウンドを作り出すことができる。
海外では「crunch=歪み」
「クランチ(crunch)」は英語で「バリバリ噛む」「粉々に噛み砕く」という意味を持つ。言葉のイメージからすると、「軽い歪み」とは少し違う印象を受けるが、それもそのはず。
英語圏では「クランチサウンド」というと日本での「歪み」と同じような意味で使われていて、日本で言うところの「クランチ」も「オーバードライブ」も「ディストーション」も海外ではまとめて「crunch」と呼ぶ。
ディストーションの域まで歪む「CRUNCH BOX」という名のエフェクターからも、「クランチ」の意味の違いがわかる。