ヤバイTシャツ屋さんとは
ヤバイTシャツ屋さんは日本のスリーピース・ロックバンド。通称「ヤバT」。2017年にアルバム『We love Tank-top』でメジャーデビュー。
メンバーはこやまたくや(ボーカル・ギター)、しばたありぼぼ(ボーカル・ベース)、もりもりもと(ドラム・コーラス)の3人。大阪芸術大学の軽音楽サークルに所属していたこやまが2012年に結成。2度の活動休止を挟んだ後に大学の後輩だったしばたともりもとが加入し現在のメンバーとなった。
ヤバイTシャツ屋さんのバンド名の由来
「ヤバイTシャツ屋さん」という変わったバンド名は、こやまの大学時代の先輩が「今度の土曜日、ヤバイTシャツ屋さん行きまーす!」と言っていたのが由来。
これを聞いたこやまは、「ヤバイTシャツ屋さん」を変な言葉だと感じ、いつかこの名前でバンドをやりたいとずっと思っていた。そして、学園祭の前に1学年後輩のしばたともりもとの二人に「『ヤバイTシャツ屋さん』ってバンドやるから入ってや」と誘いバンドを結成。バンド結成前にバンド名だけは決まっていたのだそうだ。
参考:ヤバイTシャツ屋さんインタビュー! 第2回 結成の秘話を教えて!!
2024年4月5日放送の『酒のツマミになる話』に出演したボーカル・ギターのこやまたくやは、バンド名の由来について、上記と同じように話していたが、あまり面白くない由来であると感じていたことから、以下のように話している。
こやま:
バンド名の由来を聞かれることが多いんですよ。このバンド名にした僕が悪いんですけど、ちょっと面倒くさいなって思ってて。ヤバイTシャツ屋さんというバンド名の由来、そんなに面白くなくて。大学の先輩が「今度の土曜日ヤバイTシャツ屋さん行きましょう」みたいなことを言ってて、「変な言葉やなあ。これバンド名にしよう」みたいな、学生ノリでつけただけで、みなさんの前で言ってもそんな面白い話じゃない。
だからいつもバンド名の由来を聞かれたときは、「今、音楽業界ってCDが売れない時代になっているじゃないですか。みんなCDじゃなくてグッズ、Tシャツとか、そういうのを売って生活しているんですよ。これってもうバンドじゃなくてTシャツ屋さんじゃないですか。そういう皮肉を込めて、ヤバイTシャツ屋さんっていうバンド名にしたんですよ」ってめちゃくちゃウソついてる(笑)。後付けでちょっと深みもたせて、メッセージ性のあるバンド名みたいな感じにして、ずっとウソついているんです。
『パイナップルせんぱい』がバンド名の名付け親
ヤバイTシャツ屋さんは2017年に『パイナップルせんぱい』というタイトルのシングルをリリースしている。
実はこの『パイナップルせんぱい』というのが、前述の大学時代に「今度の土曜日、ヤバイTがシャツ屋さん行きましょう」と言っていた先輩なのだという。通称「パインさん」というそのバンド名の名付け親でもある先輩をシングルのタイトルにしてみたとのこと。タイトルの候補には「たんぽぽ」というものもあったそうな。
参考:FromA-アーティスト・こやまたくや インタビュー
『パイナップルせんぱい』は4曲入りシングルのタイトルであって、先輩のことを歌った曲が収録されているわけではない。初回限定盤に付いているDVDには、メンバーが沖縄県名護市のナゴパイナップルパークで遊ぶ姿が収録されている。