マカロニえんぴつとは
マカロニえんぴつは日本のロックバンド。
現在のメンバーは、はっとり(ボーカル、ギター)、高野賢也(ベース)、田辺由明(ギター)、長谷川大喜(キーボード)の4人。2012年に洗足学園音楽大学のROCK&POPSコースの友達で結成された。
マカロニえんぴつのバンド名の由来
「マカロニ」は、穴が空いて空洞になっており、空洞の部分は「存在しない物」。一方「えんぴつ」は白紙に線を入れて「物を在りにする」ことができる。無い存在を自分達で意味の在るものにしていきたいという意味を込めて命名されたのが「マカロニえんぴつ」。
インタビューではバンド名の由来を次のように説明している。
●バンド名の由来や意味を教えて下さい。
はっとり:はい。「マカロニ」って覗くと空洞じゃないですか?その空洞の部分って存在しない物で、だけど…有名な哲学者の言葉で「ドーナツの穴を食べる」ってあるんですけど…それに近い物で、何も無いような物だけれども、その存在意義を意識して……それに対して「えんぴつ」って、物を「在り」にしていくものじゃないですか?例えば白紙に線を入れるだけでそこには「存在」が出来る。何にも無い穴、その「無い存在」を自分達で意味の在る物にしていきたい、それをえんぴつで書き進んでいくっていう、意味を込めて、穴の象徴「マカロニ」と存在を作る「えんぴつ」で「マカロニえんぴつ」です。
ありきたりなバンド名で埋もれたくないという思いや、ちょっと捻くれていたいというスタンスで、変わったバンド名にしたいという思いもあったという。
マカロニえんぴつは、初めての全国流通のミニアルバムとして『アルデンテ』、その次に『エイチビー』をリリースしており、それぞれ「マカロニ」と「えんぴつ」にかけたネーミングとなっている。鉛筆の種類の中でも「エイチビー」にしたのは、「親しみやすい」から。
参考:一歩ずつ確かなキャリアを積んでいく「マカロニえんぴつ」の深み
ボーカル「はっとり」の由来
ボーカルのはっとりは芸名で、本名は河野 瑠之介。「はっとり」は、奥田民生がボーカル・ギターを務めるロックバンド・UNICORNのアルバム『服部』が由来。奥田民生へのリスペクトから、はっとりを名乗っている。自身のTwitterアカウント(@Hattori_0512)のヘッダー画像も『服部』のジャケット画像にしている。
──はっとりさんの名前は、ユニコーンのアルバム「服部」(1989年6月発売)が由来だとか。
はっとり:そうなんですよ。
奥田民生:“はっとり”が芸名なの?
はっとり:はい、本名じゃないです(笑)。マカロニえんぴつを結成する前から、“はっとり”を名乗らせてもらっていて。
奥田:そうなんだ(笑)。
UNICORNの『服部』という名前は、アルバムに人格を持たせることをテーマにしていたときに、「服部」は「フクベ」と書いて「ハットリ」と読ませるのが面白いということから、アルバム名に採用された。アルバム名が『服部』に決まった直後にUNICORNのマネージャーに就任した原田公一は、就任前から『服部』というアイデアを聞いていたと『ユニコーン『服部』ザ・インサイド・ストーリー』の中で語っている。
最初は"アルバムに人格を持たせよう"っていうところをテーマに始まって。それで、じゃあ名前をどうしようかっていう時に、"服部"っていうワードが出てきて。"フクベ"と書いて"ハットリ"と読むのが面白いとか、"ハットリ"って日本語だけど響きが面白い。"服"は"ハッ"って読まないし、"部"も"トリ"って読まないのに"ハットリ"って読むのが面白いって。それで「服部」という曲ができたりとか、「ハッタリ」という曲ができたりしていったんですね。
はっとりの髪型がセンター分けなのも奥田民生に影響を受けている。奥田民生は90年代にセンター分けの髪型をしていた。
文句があるならこの方に言ってください、あこがれてずっとセンター分けに固執してるんです、マッシュとか本当にもう、する気ないし、例えば恋人に「ほんとキモいから切って、頼むからふつうにして」言われたとして、切ります、次の日には。#意思 pic.twitter.com/XZrbvdi28I
— はっとり (@Hattori_0512) October 27, 2018