ユニゾン (Unison) とは:2つ以上の声部 (楽器) で同じ旋律を演奏すること
ユニゾン(Unison)とは
- 音楽における「ユニゾン(Unison)」は、2つ以上の声部で同じ旋律(メロディー)を演奏することを指す。
2つ以上の楽器で同じ旋律を演奏したり、2人以上で同じ旋律を歌ったりすることをユニゾンと呼ぶ。
- 1オクターブ異なる音で同じ旋律を演奏する場合は「オクターブ・ユニゾン(Octave Unison)」と呼ぶ。
※1オクターブ:8度の音程(半音12個ぶんの音程)
- ユニゾンは同じ楽器同士だけでなく、異なる種類の楽器同士でも可能。
→ 歌とピアノのユニゾン、ギターとベースのユニゾン、ギターとサックスのユニゾンなど。
- 楽曲の中の短いフレーズ(楽句)でユニゾンすることも。
- 「Unison」は、「一致」「調和」という意味の英単語で、音楽では「同音」「同度」という意味で使われる。
- 音楽用語としては、複数人で同じ旋律を歌う「斉唱(せいしょう)」、複数の楽器で同じ旋律を演奏する「斉奏(せいそう)」が「ユニゾン」にあたる。
- オーケストラ譜において、「divisi(ディヴィジ:1つの声部を2つに分ける)」をした後にもとにもどることを「unison(unis.と略記)」と呼ぶ。
- ユニゾンの例。Chick Corea『Spain』。こちらのライブではキーボード、サックス、ベースで同じフレーズをユニゾンしている。
ハモリとの違い
- ハモリは「ハーモニーを作ること」で、メインメロディに対して異なる音程で演奏することで美しく響かせる技法。
- 対して、ユニゾンは同じ旋律で歌ったり演奏したりすることであるため、ハモリとは異なる。