モノフォニー(単声音楽)とは
- モノフォニーは、一つの声部(一つの旋律)のみで構成される音楽のこと。
→声部(パート)の解説 - 伴奏のない単旋律の音楽のこと。
- 奏者が複数人いても、全員が同一の旋律を奏でていればモノフォニーである。
→関連語:複数人で同じ旋律を歌うことを斉唱(せいしょう)という。 - モノフォニー(monophony)は「単一の声(声部)」を意味するギリシア語に由来する言葉。
- 日本語で「単声音楽(たんせいおんがく)」と呼ぶ。「単声部音楽」「単音楽」ともいう。
- 対義語は「ポリフォニー(polyphony:多声音楽)」→それぞれ独自性のある旋律を持った複数の声部から成る音楽。
→ポリフォニーの解説
モノフォニーとヘテロフォニーの違い
ヘテロフォニー(heterophony)は、同一旋律を複数人の歌い手や演奏者が奏でるときに、それぞれの奏者が即興的(意図的)に音程やリズムをずらした状態を指す。同一旋律を奏でるモノフォニーが元となるが、部分的にポリフォニーとなるのがヘテロフォニーである。
※「hetero(ヘテロ)」は「異なった」という意味

